公開講座のご案内
2023年度公開講座 「体験!物理工学の世界」(終了しました)
募集要項
本講座では,自然科学の基礎から最先端にわたる物理工学科の現場を紹介し,私たちの生活で利用されている様々な材料や計測技術の基礎を学ぶことができます.講義や実験,シミュレーションなどを通して,ものづくりの基礎と楽しさを体感して下さい.
対象: 高校生
日時: 2023年8月8日(火)10:00~16:00
場所: 名古屋工業大学 御器所キャンパス (JR鶴舞駅から徒歩5分)
交通アクセス
1.当日のスケジュール
9:40~ 9:55 | 集合・受付 (NiTech Hall 2階 ラーニング・コモンズ) キャンパスマップ |
10:00~10:30 | 学科紹介・オリエンテーション |
10:30~15:30 | テーマ別実験・実習 (途中1時間はお昼休憩) |
15:30~16:00 | 総括と修了証授与式 |
2.実験・実習の概要
テーマ・講師 | 概要 |
A 金属の「耐食性」 “ピカピカな金属も腐食するの?” 星 芳直 准教授 |
オリンピックのメダルはいつも輝いているのに,どうして水回り器具は錆びて茶色になってしまうのでしょうか.本テーマでは私達の生活を支えている様々な金属の「溶け方(腐食)」を観察し,金属が発揮する「耐食性」を調べます.腐食現象を理解すると,みなさんがお家で使用する食器や鍋を長持ちさせる秘訣がわかるかも!? |
B 今、電気化学がおもしろい 呉 松竹 教授,栗田典明 准教授 |
”電気化学”は主にイオンの反応を取り扱う学問のことをいいます. その守備範囲はエネルギー変換(電池)や材料の機能性表面処理,果ては金属の精錬まで非常に広く様々な用途に利用されている学問です. 本テーマでは簡単な燃料電池と材料の表面処理の実験を行いそのおもしろさを体験する予定です. |
C 波の性質を体験しよう! 木村耕治 助教 |
皆さんの身近にある光や音は波の性質を持っています. この性質は,最先端の研究開発現場で,フルに活用されています. 本テーマでは,X線や超音波を使った材料評価,製造プロセスに関して実験・見学を行います. 波としての光や音を体で感じ理解を深めることができます. |
D ナノの世界のコンピュータ・シミュレーション 小林 亮 准教授,尾形 修司 教授, 田村 友幸 准教授 |
高校までの授業ではコンピュータ・シミュレーションを用いた科学実験を学ぶことはないかもしれませんが,現在の科学においてコンピュータ・シミュレーションは欠かせないツールです.本テーマでは,最先端のプログラムを実際に使って,原子・分子の世界では何が起こっているのかCGアニメーションで見ていきます. |
E レーザー加工を体験しよう! 種村 眞幸 教授,小野 晋吾 准教授 |
レーザー加工技術は,自動車や飛行機などのものづくりにおいて,欠くことのできない極めて重要な役割を果たしています. この講座では,実際にレーザー加工を体験してもらったり,加工した材料を電子顕微鏡によって観察したりしながら,皆さんにレーザーの特徴,光や電子と物質の相互作用について学んでもらいます. |
F 走査型プローブ顕微鏡で遊んでみよう! 岩田 真 教授, 瀧川 佳紀 助教 |
ナノの世界の小さな対象を観察するための道具のひとつに,小さな探針で表面の様子を調べる走査プローブ顕微鏡があります.本テーマでは,走査プローブ顕微鏡の原理と方法について簡単に説明した後で,結晶の表面や CD の情報記録面などを実際に観察します.観察に使用する試料の作製も体験できます. |
(各テーマ5名の受講者を予定)
3.受講の申込方法
3.1. 受付締切 2023年7月25日(火)
3.2. 募集定員 30名(高校生対象)
3.3. 申込方法 ウェブサイト,e-mail,FAXのいずれかで下記の申込先へ申し込んでください.
1) ウェブサイトの場合はhttps://www.nitech.ac.jp/course/
より申込フォームへアクセスし、必要事項を記入する.
また、備考欄には必ず受講希望テーマ(希望順にA~Fの6テーマ全てを記入してください.
希望が集中した場合は,希望に添えない場合もあります.)を記入して下さい.
2)e-mail,FAXの場合は下記の記入事項をすべて明記して送付してください.
【記入事項】 ① 受講講座名:「体験!物理工学の世界」 ② 氏名(ふりがな) ③ 学校名 ④ 学年 ⑤ 郵便番号,住所 ⑥ 電話番号 ⑦ メールアドレス ⑧ 受講希望テーマ (希望順にA~Fの6テーマ全てを記入してください.ただし希望が集中した場合は希望に添えない場合もあります.) |
<記入例> ① 体験!物理工学の世界 ② 名工 太郎 (めいこう たろう) ③ 愛知県立金鯱高等学校 ④ 2年 ⑤ 〒466-8555 名古屋市昭和区御器所町 ⑥ 052-735-0000 ⑦ abcdefg@hijk.jp ⑧ E, B, C, A, D, F |
3.4. 申込先・問合せ先 〒466-8555 名古屋市昭和区御器所町 名古屋工業大学 学務課学務企画係
e-mail: gakumu-kikaku@adm.nitech.ac.jp
TEL: 052-735-5069(ダイヤルイン),FAX: 052-735-5072
3.5. 受講テーマの連絡 受講テーマが決まりしだい電子メールなどでお知らせします.
8月1日(火)までに連絡がない場合は上記の問合せ先に確認してください.
3.6. 参 加 費 無料.
4.受講に関する注意事項
(1) 当日の午前9時50分までにNiTech Hall (正門を入ってすぐ右側の建物) の2階ラーニング・コモンズの受付に来てください.テキスト等を配付します.
(2) 実験中の安全確保のために服装は長袖,長ズボンとし,必ず運動靴を着用してください.
(3) ノート,筆記用具を持参してください.
(4) 昼食は各自で用意するか,大学会館にある食堂または購買(パン,おにぎり等)をご利用ください.
(5) 実験の都合上ソーシャルディスタンスを確保できないなどの理由でマスクの着用や手指の消毒をお願いする場合がございます.
(6) 当日の受講にあたり,高熱であるなど体調不良の場合は無理せずに欠席してください.
また,その旨を問合せ先(名古屋工業大学学務課)まで連絡してください.
(7) 台風などの災害あるいは事故などで来学に支障があると思われる場合は,無理をしないで欠席してください.
また,その旨を問合せ先(名古屋工業大学学務課)まで連絡してください.